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授業評価アンケート 授業評価アンケートからFDへの展開

事前のコンサルテーションから実施後の分析レポートの作成までを一貫して受託します。授業評価アンケートおよびFD活動を推進するためのコンサルテーションで可能性や改善点を明確にします。

学生による授業評価アンケートの現状

1990年に慶応大学湘南藤沢キャンパス(SFC)ですべての教員に対して、授業評価アンケートを実施することが決まり、注目を集めました。以来、全国709大学中691校(97.5%/2004年度)の大学が何らかの形で授業評価を実施しています。
また、平成16年4月より、すべての大学は、7年に一度、認証評価機関からの認証を受けることを義務づけられ、授業評価を取り巻く環境は大きく変わろうとしています。

授業評価の役割

授業評価アンケートには、大きく分けて次の5つの役割があると言われています。

  • (1)教員自身の意識付け
  • (2)授業改善のための意見収集
  • (3)学生と教員とのコミュニケーション
  • (4)教員の教育業績の記録
  • (5)アカウンタビリティとディスクローズ

(メディア教育開発センター田口真奈氏の区分けをもとに弊社で一部改変)

いずれも重要な要素ですが、「授業評価をどのように授業内容の改善に役立てるか」「講義内容のディスクローズ」という視点は、FDの中の授業評価アンケートという位置づけ、また、前述の認証という観点からも特に強調されるべきだと思います。

授業評価をどう生かすか

授業評価アンケートの結果は、各ステークホルダーにフィードバックされなければなりません。しかし、このフィードバックの部分は難しく、御校でも課題の残っている部分ではないでしょうか。

授業評価のフィードバックは、大きく教員向けと学生向けのフィードバックに分けて考えられています。

教師向けのフィードバック
学生向けのフィードバック

  • 教員側の意識として学生に評価されることに難色。
  • 人事評定に使用されるのではないかという危惧。
  • 学生、教員双方の個人情報に係わる問題
  • 授業終了時(期末)に実施されるケースが多いため、回答者に直接のメリットがない。
  • 授業評価のフォローをする専門機関が未設置。

授業評価アンケートの見直しのポイント

すでに御校でも授業評価アンケートは実施されている(もしくは、実施を予定している)ことと思われますが、一度、内容を見直すべき時期にさしかかっているのではないでしょうか。弊社取引先においても、3年程度同じ内容の授業評価アンケートを繰り返すと、「前年度と変化がない」という声を聞くことが多くなります。

設問設計を見直す

授業評価で用いられる様々な質問事項をカテゴライズすると、概ね次のように仕分けることができます。

  • 学生自身について
  • 教員の熱意と工夫
  • 学生と教員とのコミュニケーション
  • 授業の方法と環境
  • 課題
  • 成績評価
  • 内容の充実度
  • 授業から得られた成果
  • 総合評価

何をアンケートから知りたいのか。というところを再検討すると、より良いアンケート設計ができます。

集計手法を見直す

このようにカテゴリごとに設問設計を見直して、カテゴリごとの相関を見ると、どのような要素が内容の充実や成果、総合評価につながっているかを理解することができます。単純に設問ごとの平均値と標準偏差を表示する場合に比べて、多くの関連性のある指標を得ることができます。

記名、無記名を見直す

現在、ほとんどの大学では、授業評価アンケートは無記名で行っています。その理由は、学生からの実直な意見を回収するという理由と、個人情報に係わるデータを取り扱いたくないという事務的な問題が絡んでいるのかと思われます。
個人情報の取り扱いは十分な注意が必要な業務ですが、記名式のアンケートにすることにより、「学生生活実態アンケート」や「入学者アンケート」「就職活動についての意識調査」などとリンクして、学生のライフスタイル全体を関連づけて把握できる足がかりともなります。

実施後のフィードバックを見直す

授業評価アンケートのフィードバックは、各先生方へ、封筒に厳封した結果通知を返し、事務局控えとして全体集計+各授業の評価のコピーを保管するというものがほとんどです。学生に向けて結果を公表している大学は少なく、また、翌年度以降のシラバスや履修情報の参考資料として生かされている大学はさらに少ないというのが現状です。
情報の公開について、先生方の理解を得るのが難しいというのが現状ですが、それであれば、個人の特定がされないような統計的な情報だけでも、閲覧のしやすい状態(ネットなど)で公開をしてみてはいかがでしょうか。

実施方法を見直す

授業評価アンケートは、通常、マークシート方式で行われているケースがほとんどですが、Webを使用する方法もあります。しかし、必ずしもWeb化が適している訳ではなく、Webで実施していたアンケートをマークシート用紙に戻す大学もありました。

Web化のメリットとデメリットとしては、一般的に次のようなものがあります。

メリット

デメリット

委託先事業者を見直す

データ処理の委託事業者選びは昨年度と同じ業者に。という流れが多いと思いますが、一度、他の事業者にも話しを聞いてみてはいかがでしょうか。データ処理会社も多くの大学を処理していますので、他大学ではどのようなアンケート設計や処理をしているかというのを聞いてみるというのもよいかと思います。

また、現在と同じ方法で実施するとしても、委託先事業者を切り替えると、競争の原理で価格が下がるケースが多いので、見積もりの取得等をされてみてはいかがでしょうか。

実施についてのお問い合わせ

弊社では、京都大学 高等教育研究開発推進センターの実施する授業評価アンケートのデータ処理実務ほか、国公立私立合わせて数十校の授業評価FDコンサルティング、データ処理実務の受託を行っています。

詳しくは弊社までご連絡ください。御校まで伺い詳しいご説明をさせていただきます。高校・中学、専門学校の授業評価についても実績がございます。

個人情報の取り扱いに関するご相談についてもお問い合わせをお受けいたします。弊社では、セキュリティとプライバシーについての第三者認証を取得し、個人情報保護法及びJISQ15001規格に準拠した情報管理体制であることを第三者機関(財団法人日本情報処理開発協会)から認められています。

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